藤原先生と4人の男たちの対談本
藤原和博著「僕たちは14歳までに何を学んだか」感想
キンコン西野さん、ホリエモン、SHOWROOM前田さん、DMM亀山さん、そして、藤原先生のパートに分かれた対談本である。
そもそも、僕が藤原先生を知ったきかっけはキンコン西野さんが書いた「魔法のコンパス」
この本の中で、数ページにも渡って藤原先生の本の内容について紹介し、
「僕がおススメするんだから、絶対に読んだ方がいい」
的な内容で締めくくっていた。
西野さんは『「自分が本当にいい」と思ったものじゃないと宣伝をしない』と宣言している。
だから、企業CMやグルメ番組には基本的には出ない。
なぜなら、本当にいいものでなくても宣伝をしなければならい仕事をしてしまったら、「嘘を付いている」ことがすぐにバレて信用を失ってしまう時代だから。
信用が何よりも大切であると普段から発信されている西野さん。
そんな西野さんが「読んだ方がいい」と紹介していたら、そりゃ読まないわけにはいかない。面白いに決まっているから。
その本が「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」
まぁ、やっぱり面白い。とても勉強になる本だった。
その後、藤原先生に興味を持った僕は、YouTubeで「藤原和博」でサーチ。
グロービスのこの動画は何回も繰り返し見させていただいた。
※この内容の講義を無料で見れることに驚いた。かなりオススメ。
こんな形で知ることになった藤原先生と、僕にとってかなりの影響力を及ぼしている4名の対談本。読まないわけにはいかない。
さて、本書の中で特に記憶に残った部分を紹介をする。
それは、キンコン西野さんのパート。
兄、姉、弟を持つ西野少年は、何でも兄のお下がりであることが多かった。しかも、裕福な家庭ではなかったので、モノを買ってもらうことが極端に少なかったそう。
そんな状況の中にいた西野少年はどうしたか。
西野少年は欲しいものを「自分で作っていた」らしい。
レゴブロックが欲しかったら、ダンボールでレゴブロックのようなモノを自ら作って遊んでいた。
カッコいい自転車が欲しければ、自ら改造してカッコいい自転車を作り上げていた。
凄い。
きっと幼少期のこの経験は、今の西野さんのクリエイティブな発想や行動力に活かされている。間違いない。
何でも欲しいものを買え与え、子どもを喜ばせるのが親の役目なのではなく、クリエイティブ力を引き出させるのも、また親の役目なんだと実感。
こんな記事も見たことがある。
タレントの千秋さんのブログ。
『欲しければどうすればいいのか。手元にあるのは折り紙と厚紙とハサミとセロテープと色鉛筆。だからそれで作るしかない』
千秋さんは、普段は子どもにおもちゃを買い与えないことは知られた話。
千秋さんのお子さんは、携帯電話やニンテンドーDS、テレビで見るSASUKEのセットまでも紙や段ボールで自作してきたそう。
『創る力は天性のものではない。環境が創る力を生む』
本書の中で、特に記憶に残った学びがこれ。
僕も子を持つ親。
この学び、大切にしていこう。
僕たちは14歳までに何を学んだか 新時代の必須スキルの育み方(SB新書)
- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/02/06
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要約がうまくできない。そんな僕へ。
すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法 読書評
学んだことを実践に活かすことが出来ている人が少ないという。
あなたは学びを活かせているだろうか?
学びを得る行為は快感であり、新しい知識を得た瞬間は「成長」した気になってしまうから不思議だ。
それはただ、
「知らない→知った」
にステータスが変わっただけに過ぎないのに。
人は「知る」だけでは習得したとは言えない。
僕は「習得」とは、
よく言われていることだが「教える」ことが出来て、
初めて習得だと思う。
つまり、自分の言葉でアウトプット出来るかどうか。
「知る」という行為はインプットでしかなく、
その時点では何にも活かすこと出来ない。
と、一丁前のことは知っている。
というか、実体験で何度も経験をしてきた。
そう。
僕は活かせていない側の代表クラス。
典型的なインプット止まりの男である。
このブログを書いている理由は、まさにここを改善するため。
さて。
学びを活かすことができるようになりたいと本気で思う。
僕がこの本を読んでどう変われるか。
期待値は高く読書を開始した。
著者は「トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術 」
で有名な浅井すぐる氏。
著者が開発した、「1シート・ラーニング・システム」を用いることで、
なんと、学びを20字でまとめることができるという。
その能力が欲しい!!!
その能力があれば、人生が変わる気がする!
それぐらいに考え、手にとったのが本書だ。
なぜ20字にまとめるのか。ちゃんと理由が書いてある。
物事の本質を捉えることができるから。
また長過ぎると覚えていられないから。
つまり、20字にまとめる工程を踏むことで、学んだことを忘れない「アウトプット」の型を手に入れられるということらしい。
いい!
その能力&技術!
手に入れたい!
そしてテンション高く、一気に読み終えることができた。
時間にして、2時間程度で読み終わっただろうか。
本文の中に、ワークを行う部分もあり、ワークをしっかり行いながら読んでいたら、もっと時間がかかると思う。
早速だが、
学んだ技術を用いて、20字でこの本を読んで学んだことを記そうと思う。
僕がこの本を読んで学んだこと。
それは
『学ぶ目的だけに集中し、他は切り捨てろ』
ということ。
目的に関係ない部分はバッサリ切り捨てる。
実はこの本においても上記を実践していた。
今の自分には少し関係のないもの、知っている内容はバッサリカット。
とにかく「20字でまとめる方法」についての部分だけを、
集中して学ぶことができた。
なるほど。
確かに覚えている・・・
何事も学びの場では、学びたい目的だけを常に意識して、学んでいく。
読書なら、読書の最中にその本を読んでいる目的を思い出す作業をしていけば、インプットの質も高まっていく。
セミナーなら、受講理由を思い出しながら、受講するだけで効果は歴然と異なるらしい。
そして、大事なことは、
学んだことを20字でアウトプットする。
何やら自分も出来そうではないか。
この学び活かしていける気がする。
【ネタバレなし】映画「インクレディブル・ファミリー」感想
赤ちゃんは色んな意味で最強だった。
前作『Mr.インクレディブル』を観たのは2004年のことらしい。
今から15年前だった。
まじか。
あの時、話題になってたかどうかすら覚えてない。ただ、観た後の感想は覚えてる。
「赤ちゃんめっちゃかわいいー!」
そう、インクレディブルファミリーの次男坊「ジャック・ジャック」だ。
彼の可愛さに虜になったことを覚えている。
そして、今作である。
スーパーヒーロー一家の活躍を描いたシリーズ2作目。
もちろん、今回も個人的な見所は
スーパーベイビー「ジャック・ジャック」
ちなみに、前作のDVDの特典映像でジャック・ジャックが持っているスーパーパワーは我々(視聴者)には明らかになっていたが、
インクレディブル一家はまだ知らないところからスタート。
どんな活躍をしてくれるのかと思ったら・・・
大活躍かーーい!
ジャック・ジャック無双。
恐いもの知らずの赤ん坊は無敵。
観る側のハートもガッツリ鷲掴み。
僕の心は奪われた。
ジャック・ジャックが主役の映画を観たいと思ってしまうほどに。
ちなみに、我が家にも1歳半の娘がいるが、なんか似てる。
あの無邪気な笑顔に、大人を驚かす驚愕の行動。
愛くるしい行動はまさにそのまま。
ジャック・ジャックがより可愛いく見えた理由がなんとなく分かった気がする。
話は脱線したが、
今作のテーマは「ファミリー」と名が付くだけあって、
家族愛がたくさん描かれている。
さすが、ピクサー映画。
「ママはやっぱり凄いんだよ」
ということと、
「パパもやれば出来るんだよ」
という事が記憶に残ったところ。
「ママ、もっとパパを頼ってよ」という気持ちになったことも
記しておこう。
それにしても、ダッシュ(長男)も我が家の兄に似ているな、、
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【ネタバレなし】映画『空飛ぶタイヤ』感想
フィクション?ノンフィクション?
これは、観終わった時に僕が感じた、いや、気になったことだ。
どこかで聞いたことがある内容だったなと思い、
「空飛ぶタイヤ」
と調べたら、すぐに出てきた。
『三菱リコール事件』
あっ、やっぱり元ネタはこの事件か。
当時は学生だったから、全然この事件の詳細は知らなかった。
著者の池井戸潤氏が本作品を世に出したのは2006年。当時のインタビューではこんな事を語っていたらしい。
「反省もなければ、後悔もない。あるのはただ、歪んだエリート意識のみ。かくして、人を殺し、客を騙す――これほどまで、怒りに駆られて書いた小説はない。迷惑しているのは、世の中の方だ」
なるほど。
フィクションなんだけど、ノンフィクションかと思ってしまうほど、リアルな描写だったのはこういうわけか。
(あやうく三菱が嫌いになるところだった)
世の中、悪いことをする会社って本当にああいう感じなんだろうな。
誰も何も歯向かえない。腐った企業体質にモヤモヤしてる若者たちが大勢、不満分子を溜め込んでる。
今のご時世、あんな隠ぺいはもう出来ない時代になってるだろうけど。
ところで、三菱の社員はこの映画をどう観るのか。
そこもちょっと気になるところ。
今の社員にとってはもう過去の話か。
事前情報一切なしで鑑賞。
「空飛ぶ」なんて付くもんだから、てっきりファンタジー作品かと思ってた自分が恥ずかしい。
この映画を観て、僕の記憶に残ったことは、
「大企業は恐い」
「悪事は隠せない」
ということ。